九州の個性あるお茶

昼食懇談会「九州お茶の膳」

 実行委員会メンバーの皆様を迎え、
 「ティーロード・茶壷道中実行委員会」設立フォーラムの

 昼食懇談会が執り行われた。
 九州の旬の食材とともに味わう「茶を食す食事」に供される
 九州のお茶の様々な味わい。
 日本人であることの喜びをいただきながら
 茶尽くしの豊かな時間を堪能した。

[乾杯のお茶]

ロイヤルブルーティー 

玉露のほうじ茶「香焙(かほう)」

乾杯のグラスに注がれたのは、ワインでもアルコールでもなく、お茶です。

フォーラムにご参加の茶師10段山口真也様の目利きによる逸品。八女の玉露の雁がねのほうじ茶を、水出しでじっくりと抽出し、「香焙(かほう)」と名付けられた極上のお茶です。

最初はアルコールと思った関係者の方々も、お茶と聞いてひと安心。リラックスした笑顔で、乾杯のグラスを傾けました。

なんと1本1万円以上のボトル茶。某百貨店のお中元で1500本完売という逸話も飛び出し、九州のお茶の力に改めて驚嘆したスタートとなりました。

  • ロイヤルブルーティー玉露のほうじ茶「香焙」

    ロイヤルブルーティー玉露のほうじ茶「香焙」茶師十段が目利きした選ばれし日本茶の極み

  • ロイヤルブルーティー 玉露のほうじ茶「香焙(かほう)」

    ロイヤルブルーティー 玉露のほうじ茶「香焙(かほう)」茶師十段が目利きした選ばれし日本茶の極み

[きらめきのお茶]
八女氷玉露

茶の品質(外観、香気、水色、滋味)を審査する全国品評会「玉露の部」で、11年間連続1等1席に輝く日本一の最高級茶の登場です。

可愛らしいガラスの急須に、八女の玉露の葉を入れ、

その上に氷を置いて、待つこと十数分。

美しい宝石のようなきらめき、お茶の一滴、一滴が、大切であたたかい気持ちになっていき、口に含めば、ふくよかで芳醇な甘みのお茶の味わいが、私たちの脳をゆっくりと刺激していきます。

当日は、先の大洪水で被災した八女の現状を担当者から報告・説明されるなど、お茶の産地の受けた状況を思い

会場から現地へと皆が心を寄せました。

  • 八女氷玉露

    八女氷玉露11年間連続1等1席に輝く日本一の最高級茶

  • 八女氷玉露

    八女氷玉露11年間連続1等1席に輝く日本一の最高級茶

  • 八女氷玉露

    八女氷玉露11年間連続1等1席に輝く日本一の最高級茶

[響感のお茶]
東そのぎ玉緑茶

長崎県の荒茶生産量の約6割を占めるそのぎ茶。

お茶の起源はかなり古いと言われています。

平成4年・13年、九州茶業品評会において農林水産大臣賞などを受賞、優秀茶産地として産地賞受賞するなど、天皇杯に輝く良質なお茶が魅力です。

料理のおいしさも共に引き立つ、東そのぎのお茶。

勾玉(まがたま)のような美しい形の緑茶から淹れた、緑爽やかな色と風味を楽しみました。

  • 東そのぎ玉緑茶

    東そのぎ玉緑茶勾玉のような美しい形、天皇杯に輝く良質なお茶

[堪能お茶]
嬉野釜炒り茶

伝統的な嬉野茶の製法で作られた釜炒り茶をご用意しました。

伝統技法でつくる釜炒り茶は大変希少で、

現在は“幻のお茶”とも言われるほど。

嬉野の研究所にしかない、貴重な茶葉から淹れたお茶を存分に味わっていただきました。

そんな希少価値について説明を加えると、参加者の皆さんは改めてお茶を口に含んで口に広がるお茶の余韻を楽しんでおられました。

 

  • 嬉野釜炒り茶

    嬉野釜炒り茶伝統的な嬉野茶の製法を受け継ぐ幻の熟成釜炒り茶

  • 嬉野釜炒り茶

    嬉野釜炒り茶伝統的な嬉野茶の製法を受け継ぐ幻の熟成釜炒り茶

[お茶のデザート]
鹿児島茶でつくった三香茶ゼリー

煎茶・深蒸し茶・薩摩紅茶を使ったゼリー仕立ての

お茶のデザート。
旨み&苦渋みが生きる濃厚な鹿児島茶ならではの味わいが、一つひとつのゼリーに生かされ、さらに、シロップにもお茶を使う贅沢さ。

味が違うお茶から作られたゼリーとの出会い。フルフルした感触と甘やかでありながらさっぱりとした口当たりを楽しみました。

 

  • 三香茶ゼリー

    三香茶ゼリー煎茶・深蒸し茶・薩摩紅茶を使った鹿児島茶のハーモニーデザート

  • 三香茶ゼリー

    三香茶ゼリー煎茶・深蒸し茶・薩摩紅茶を使った鹿児島茶のハーモニーデザート